資源循環の推進

基本姿勢

北里コーポレーションは、生殖医療を支える企業として、限りある地球資源を未来世代につなぐことを重要な使命と捉えています。

資源使用量の削減、再使用、リサイクルを柱とし、事業活動で生じる廃棄物の最小化と資源循環の最大化を目指します。

当社の製造工程では、医療の安全性を守るため厳格な品質基準が求められますが、その中でも環境配慮型の素材選定や包装削減、水資源の効率利用など、環境負荷低減に取り組んでいます。

資源循環に関する目標

当社は自主目標として以下を掲げています。

 1.廃棄物の最終処分量削減 

 2.廃プラスチックの再資源化率向上 

 3.再資源化率全体の向上 

 4.水使用量原単位の継続的削減 

 5.環境配慮型包装資材の採用拡大 

廃棄物管理と3Rの推進

当社は廃棄物の削減に向けて 3R(Reduce・Reuse・Recycle)を積極的に推進します。

主な取り組み 

発生抑制(リデュース) 包装材の軽量化、業務プロセスの見直し
再使用(リユース) 回収可能部材の再利用
再資源化(リサイクル) プラスチック・金属・紙の分別徹底

廃棄物処理は優良な委託業者を選定し、電子マニフェストを用いて適正管理を実施しています。

水資源の有効活用

生殖医療製品の製造には、高い純度の水が欠かせません。当社は水資源の重要性を踏まえ、水使用量削減を重点テーマとして以下に取り組んでいます。

主な取り組み 

 ・工程での循環利用の推進 

 ・冷却水などの使用効率向上 

 ・排水の水質管理と法令遵守 

 ・節水設備の導入 

当社は水使用量削減の継続的な改善に努め、事業継続リスクを低減します。

包装資材における環境負荷低減

北里コーポレーションは、医療機器・消耗品の包装において環境負荷を低減するため、以下を推進しています。

・バイオマス素材の採用 
 植物由来のバイオマスプラスチックを緩衝材などへ採用し、化石資源依存を低減。

・緩衝機能一体型パッケージ 
 プラスチック緩衝材を使用しない紙ベースの構造を採用し、廃棄負荷を削減。

・ラベル台紙の水平リサイクル 
 剥離紙のリサイクルプロジェクトに参画し、焼却廃棄を減らす取り組みを推進。

・持続可能な森林資源の利用 
 製品個装箱には、認証材を使用した紙資源を採用し、持続可能な森林管理へ貢献。

プラスチック削減(Kitazato Blue Project)

当社は「脱プラスチック」推進のため、以下に取り組んでいます。

 ・社内でのペットボトル使用削減 

 ・全社員へのマイボトル配布 

 ・プラスチック廃棄量の削減と効果測定 

 ・社内外への啓発活動の実施 

資源循環と物流効率化

資源循環を支える仕組みとして、物流部門でも環境配慮を進めています。

主な取り組み 

 ・再生プラスチックパレットの導入と拡大 

 ・梱包材の標準化による資材削減 

 ・輸送効率向上によるCO₂排出削減 

社外からの評価

当社はこれらの取り組みが評価され、地域の環境活動・リサイクル活動において高い評価を受けています。

今後も企業としての社会的責任を果たし、さらなる改善を進めていきます。

結び

北里コーポレーションは、生殖医療に関わる企業として、環境負荷の低減と資源循環の徹底に取り組み続けます。

持続可能な循環型社会の実現に向けて、当社は環境配慮型ものづくりをこれからも推進してまいります。

株式会社 北里コーポレーションは、ISOを推進しながら、
各国の法令を順守した事業活動を継続し、現地での医療技術発展に貢献してまいります。

  • MD 548540 / ISO 13485

    MD 548540 / ISO 13485

  • FM 597440 / ISO 9001

    FM 597440 / ISO 9001

    理学機器の製造

  • FM 597440 / ISO 9001

    EMS 745661 / ISO 14001

    ※不妊治療用関連機器の
    製造における管理部門業務