マテリアリティ(重要課題)

マテリアリティ

北里コーポレーションは、生殖医療に携わる企業として、「Happiness, for the Next Generations ― 笑顔を新しい世代に」という理念のもと、事業活動を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。

当社は、医療を取り巻く環境変化やステークホルダーの期待を踏まえ、持続的な価値創出に向けて取り組むべき重要課題(マテリアリティ) を特定しました。

本マテリアリティは、社会環境の変化に応じて継続的に見直し、企業価値の向上と、より良い生殖医療への貢献を目指す指針となるものです。

マテリアリティ特定プロセス

STEP 1:課題の抽出

 ・国際ガイドライン(ISO26000、GRI、SDGs)の参照

 ・生殖医療に特有の社会課題

 ・当社事業のリスクと機会

 ・ステークホルダーの期待(患者、医療機関、社員、地域、規制当局等)

STEP 2:重要性評価

 ・ステークホルダーへの影響度

 ・当社の事業戦略・価値創造への寄与度

 ・リスク低減・機会獲得の観点から評価し、優先課題を特定

STEP 3:目標設定・推進体制整備

 ・各重要課題に対して担当部門が目標・KPIを設定

 ・サステナビリティ委員会(または経営会議)が進捗をモニタリング

 ・必要に応じ、改善・計画の見直しを実施

① 生殖医療の発展と患者価値の創出

不妊治療の成功率向上と安全性向上に寄与する製品を提供し、世界中の患者様とご家族が希望を持てる未来を支えます。

 ・凍結保存技術、培養技術、医療機器技術の革新

 ・医療現場との共同研究

 ・製品安全性・再現性の向上

 ・グローバル市場への安定供給

② 品質・安全性の確保(信頼性保証)

生殖医療製品は人の生命の始まりに関わる領域であるため、最高水準の品質と安全性 を担保することが不可欠です。

 ・厳格な品質保証・品質管理体制

 ・国際規制(CE・FDA 等)への適合

 ・使用情報・安全性情報の収集と迅速な対応

 ・トレーサビリティと製造工程管理の徹底

③ 人権尊重と多様性・公正な職場づくり(DE&I)

社員・患者様・医療機関・社会のすべての人を尊重し、安心して働き、挑戦できる環境づくりを推進します。

 ・多様な人材の活躍推進

 ・ハラスメント防止

 ・フェアな評価・機会提供

 ・働きやすい環境整備と健康経営

 ・社員の能力開発・専門性向上

④ 環境負荷低減と持続可能な生産・サプライチェーン

生殖医療製品の製造企業として、環境に配慮した生産体制を整備し、持続可能な社会の構築に貢献します。

 ・CO₂排出削減(太陽光発電、省エネ施策)

 ・包装資材削減・リサイクルの推進

 ・水資源、廃棄物の適正管理

 ・環境配慮調達・責任あるサプライチェーン構築

⑤ コーポレートガバナンス・コンプライアンスの強化

医療に関わる企業として、高い倫理観を持った経営と透明性ある意思決定を重視します。

 ・ガバナンス体制の強化

 ・リスク管理・内部統制の強化

 ・コンプライアンス教育の徹底

 ・腐敗防止、贈収賄禁止

 ・情報開示の適正性・透明性の確保

⑥ 地域社会・次世代への貢献

「次の世代の笑顔をつくる」企業として、社会の一員としての責任を果たします。

 ・子ども・福祉施設への寄付活動

 ・Kitazato Beach Clean Project などの環境活動

 ・生殖医療への理解促進・教育支援

 ・地域との連携や雇用創出

株式会社 北里コーポレーションは、ISOを推進しながら、
各国の法令を順守した事業活動を継続し、現地での医療技術発展に貢献してまいります。

  • MD 548540 / ISO 13485

    MD 548540 / ISO 13485

  • FM 597440 / ISO 9001

    FM 597440 / ISO 9001

    理学機器の製造

  • FM 597440 / ISO 9001

    EMS 745661 / ISO 14001

    ※不妊治療用関連機器の
    製造における管理部門業務